●気象情報
台風は、進路を次第に東よりに変えて、17日午後には西日本に上陸する見込みです。その後、18日にかけて温帯低気圧の性質を帯びつつ東日本へ進むおそれがあるので注意が必要です。
●対策
対策は怪我のないように、細心の注意を払って行いましょう。ただし、暴風時は危険なため、作業や施設・ほ場の見回りは行わないでください。
1.作物共通
(1)事前の対策
・ 圃場から速やかに排水ができるよう、明渠の清掃、補修を行う。
・ 収穫物の保管場所の浸水被害が想定される場合は、安全な場所へ移動しておく。
(2)通過後の対策
・ 暴風雨等が過ぎた後においても、増水した水路等の危険な場所には近づかず、また
足下等の安全に注意して行動する。
・ 圃場、施設からの速やかな排水に努める。必要に応じ排水ポンプを利用する。
・ 台風の進路によっては、フェーン現象により高温となることがある。暑熱下で作業せざ
るを得ない場合は、長時間の作業はせず、こまめに休憩を取り、水分や塩分を補給して、
熱中症を予防する。
・ 病虫害を受けやすくなることから、適期防除に努める。
・ 肥料が流亡した場合は、土壌分析を実施し、適正量を施用する。
・ 作物の被害が著しい場合、他作物への転換も検討する。
【災害防止関連】
○「茨城県農業用ハウス災害被害防止マニュアル(茨城県HP)」
○「自然災害等のリスクに備えるためのチェックリストと農業版BCP(農林水産省HP)」