正式競技
スポーツクライミング(リード競技・ボルダリング競技)
※第74回大会より競技名が「山岳」から「スポーツクライミング」に変更となります。
リード競技とは
高さ12m以上・幅3m以上の人工壁に取り付けられたカラフルなホールドと呼ばれる手がかりや足がかりを使ってルート(ホールドを取り付けたコース)を登り、その到達高度を競います。選手は安全確保のため、ハーネスという安全ベルトを使ってロープ(命綱)を体に結び、ルートの途中に設置してある支点にロープをかけながら登っていきます。
予選では、他の選手の登りを見て参考にすることができます。
決勝では、決勝進出者全員で競技の前に6分間だけルートを観察する「オブザベーション(下見)」を行います。その間にルートをどう攻略するかを考えなければならず、他の選手の登りを見たり、外部からの情報を得たりできない状況で本番を待ちます。
制限時間(6分間)内にスタートから最上部まで落ちずに登り、終了点のカラビナにロープをかければ「完登」となります。途中で落下した場合には、その到達高度で終了となります。
それぞれの選手の到達高度からまず個人順位ポイントを算出し、その個人順位ポイントを相乗した値が少ないチームが上位となります。
ボルダリング競技とは
高さ5m・幅6mくらいの人工壁をロープなどは使わず、代わりに安全確保のためのマットを敷いて登ります。ボルダリング競技ではルートのことを課題と呼び、国体では選手2名が1チームとなり4つの課題(制限時間5分で2つの課題×2回)に挑み、その課題を登りきった回数(完登数)を競います。制限時間内であれば何度でもトライできますが、なかでも最初のトライで完登することは一撃と呼ばれ、最も高い評価が得られます。
スタートのホールドから課題の終了点(TOPホールド)を両手で保持することができれば「完登」となります。もし完登できなくても、途中に設定してあるゾーンポイントのホールドを保持することによってゾーンポイントを得ることができます。
チームの選手2名が4つの課題に挑むので、8完登が最高の成績となり完登数が同じであった場合はゾーンポイントが多い方が上位の成績となります。さらにゾーンポイントも同じ場合は、いかに少ない回数で完登やゾーンポイントのホールドに到達できたかで成績が決まります。
会期
2019年10月4日(金)~6日(日)
会場
鉾田総合公園特設リード競技場
鉾田総合公園体育館特設ボルダリング競技場
宿泊について
国体期間中の鉾田市内の宿泊施設は、選手・監督・役員等の宿泊が優先されることから、宿泊施設が不足する状態となります。
実行委員会では、一般観覧者等の宿泊施設の斡旋・紹介はいたしませんので、宿泊を希望される方は、ご自身で近隣の宿泊施設をご予約ください。
ご不便をお掛けしますが、ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。