はじめに
新型コロナウイルス感染症の拡大防止は、緊急事態宣言後の自粛要請を経て「新しい生活様式」として中長期的に感染症対策と向きあう中で、外出を控える方の増加を原因とする運動不足から、身体的および精神的な健康を脅かす健康二次被害も懸念されます。
運動・スポーツは心身の健康増進に大きな役割を果たします。運動スポーツを実施することの効用として、生活習慣病等の疾病にかかるリスクの軽減や病状の改善、筋力など体力の維持・向上、メンタルヘルスの改善やストレス解消等が挙げられます。
このため、意識的に運動・スポーツに取り組んでもらうことは、健康の保持だけでなく、ストレス解消、免疫力向上に作用し感染を回避することにも有効とされています。
新型コロナウイルス感染症の影響による健康二次被害とは
外出自粛によって以下のような生活習慣の変化や体への影響が報告されています。
□1日あたりの歩数が減少
□体重が増加
□休校中に運動不足や生活リズムが乱れ、自宅学習の集中力が続かないこと等の訴え
□テレワークによる「肩こり・腰痛」「目の疲れ」等の不調の訴え
□座位時間が長くなることにより、血流の悪化や血栓ができるリスクの上昇
感染症対策による活動制限・運動不足の長期化による悪影響
<共通影響>
□ウイルス感染への不安
□ストレス蓄積
□体重増加・生活習慣病の発症・悪化
□体力の低下
□腰痛・肩こり・疲労
□体調不良
<子どもへの影響>
□発育・発達不足
<高齢者>
□転倒による寝たきり
□フレイルロコモ
適度な運動・スポーツを行うことによって得られる効果
<共通効果>
□自己免疫力の向上 感染に対する抵抗力
□ストレス解消 メンタルヘルスの改善
□体重コントロール 生活習慣病の予防・改善
□体力の維持・向上 筋力の維持・向上
□血流の促進 腰痛・肩こりの改善・冷え性・便秘解消・良好な睡眠
<子どもへの効果>
□発育期の健全な成長
<高齢者への効果>
□筋量・筋力の維持・転倒防止
□認知症予防
□食欲増進
Withコロナ時代に、運動不足による健康二次被害を予防する為に
外出を控える方が増加した結果、運動不足やストレスから心身に悪影響をきたす健康二次被害を問題視しています。
そのため、健康二次被害を防ぐため、市民の皆様に安全・安心に運動・スポーツを実施していただくことを目的としたリーフレットを掲載いたします。
ターゲット別 運動・スポーツの実施啓発リーフレット
テレワークで座位時間が増えた方向け ※スポーツ庁リーフレット |
お子さんを持つご家庭向け ※スポーツ庁リーフレット |
高齢の方向け ※スポーツ庁リーフレット |
スポーツを通じた高齢者向け健康二次被害予防ガイドライン
ガイドライン ※スポーツ庁リーフレット |
ガイドライン原本 ※スポーツ庁リーフレット |
自宅で手軽に行えるストレッチ
新型コロナウイルス感染に気を使うことなく、手軽に自宅で行うことができる運動を紹介します。
安全に運動・スポーツをするポイントは?