厚生労働省からの報告によりますと、令和7年4月14日から20日までの1週間における伝染性紅斑(りんご病)の報告数が、過去10年間の最高値まで増加している状況です。伝染性紅斑は特徴的な発疹が現れる前に感染が広がりやすく、外出する機会も増える時期ですので、普段から咳エチケット、手洗いなどの対策を心がけ、感染予防に努めましょう!!
妊娠中、または妊娠の可能性のある方へ
これまで伝染性紅斑に感染したことのない女性が妊娠中に感染した場合、胎児にも感染し、胎児水腫等の重篤な状態や、流産のリスクとなる可能性があります。
熱や倦怠感が出現した後に発疹が出るなど、伝染性紅斑を疑う症状がある場合は、医療機関に相談しましょう。また、感染しても症状がない場合(不顕性感染)もあるため、周囲に伝染性紅斑の人がいる場合は、妊婦健診の際に、医師に伝えてください。
伝染性紅斑の家族がいる場合や、流行している地域で多くの小児と接する機会がある職業の方などは特に注意が必要です。かぜ症状がある方との接触をできる限り避け、手洗いやマスクの着用などの基本的な感染予防を行ってください。