街角やレストランで、小さな子ども達がスマホをのぞき込んでいる光景は珍しいものではなくなりました。スマホの中には子ども達の興味を引く動画やゲームがいっぱいです。夢中になってじっとスマホを見つめる瞳の奥では、どんなことが起きているのでしょうか?
2019年、WHO(世界保健機関)から小児の健康な成長に関するガイドラインが発表されました。そのなかで
『1歳未満ではスクリーンタイムは推奨されない。
1~4歳でのスクリーンタイムは、1日1時間未満。』
と提言されています。※スクリーンタイムとは、テレビ・ビデオ・ゲーム機器を見続けること。
WHOの提言からも明らかなように、保護者が乳幼児にスマホを与える【スマホ育児】は決してよい結果を生まないことを示唆しています。目の健康はもちろん、心身の発達にとって大事な子どもの時期は、スマホに依存することのないように、身近な保護者の方々による指導や配慮が必要です。
子どもがスマホを使用する環境で大切なこと
◎0~4歳まではスマホを可能な限り
触らせない、見せない
◎目と画面は30センチメートルの距離を置く
◎30分連続でスマホを見たら5~10分休憩する
◎休憩時には5~6m先の遠方を見る
◎長時間連続してスマホを使わない
◎就寝前にスマホは見ない
子どもの目の発達とスマホが与える影響について
子どもの目の発達を促すために一番大切なこと・・・それは『外で遊ぶこと』です。その理由についてやスマホを見続けることで起きる影響については、下記からご確認ください。