体罰は法律により禁止されています!!
児童相談所への児童虐待の相談件数は増加の一途をたどっており、子どもの命が失われる痛ましい事件が続いています。こうしたことを踏まえ、体罰が許されないものであることが法定化され、2020年4月1日から施行されました。
子どもが思ったとおりに行動してくれずにイライラしたとき、「子どものしつけのためだから仕方ない」として、体罰をしていませんか?体罰によって子どもの行動が変わったとしても、それは叩かれた恐怖心などによって行動した姿であり、自分で考えて行動した姿ではありません。
体罰が子どもに与える影響
体罰等が繰り返されると、心身にさまざまな悪影響が生じる可能性があります。
◎落ち着いて話を聞けない ◎約束を守れない
◎一つのことに集中できない ◎我慢ができない
◎感情をうまく表せない ◎集団で行動できない
◎親子関係が悪くなる ◎攻撃性が強くなる
◎周りの人を傷つけるといった反社会的行動
子どもとの関わり方の工夫
安心感・信頼感・あたたかで心地よい親子関係を
つくるために、具体的な工夫の一例を紹介します。
保護者自身の工夫のポイント
・否定的な感情が生じたときは、まずはその気持ちに気付き、認めることが大切
・子どものことが原因か、自分の体調の悪さや忙しさ、孤独感など、自分自身のことが関係しているのかを振り返る
・時には、保護者自身が休むことも大切
・自分の時間や心に余裕がないときは…
*深呼吸して気持ちを落ち着ける
*ゆっくり5秒数える
*窓を開けて風にあたり気分転換する など
ストレス解消になるような工夫を見つけましょう!!
子育てはいろいろな人の力とともに
子どもと関わる中で、いろいろな工夫をしてもうまくいかないこともあります。そのようなときは、周囲の力を借りたり、支援を受けることも必要です。勇気をもってSOSを出すことで、まだ気付いていない支援やサービスに出会えたり、それによって疲れやイライラを軽減できるかもしれません。子育ての大変さを保護者だけで抱えるのではなく、少しでも困ったことがあれば、家庭児童相談室(子ども家庭課内)や子育て世代包括支援センター、保健センターなどにご連絡ください。
※詳しくは下記よりご覧ください。