子どもとメディアとの付き合い方

現在、乳幼児でもスマートフォンを片手に過ごしているお子さんをよく見かけます。小学生以降はさらに身近になってきています。
メディア依存にさせないために、家庭の中でルールを決めましょう!

 

メディア視聴時間が長いとどんな影響がある?

※メディア視聴時間:子どもがスマホやタブレットを見ている時間だけでなく、本人がいる場所でテレビやDVDなどの動画視聴して
          いる時間すべてを合わせた時間。

(1)視力低下 
  物を見ることを調節する筋肉が常に緊張状態となり、バランスが崩れ、目がぼやけて見える、内斜視など物の見え方に影響が
 あります。

(2)睡眠不足
  テレビやスマートフォンの光は、脳に日中と勘違いさせる作用があります。寝る前までメディアを見ていると、寝付くのに時間がか
 かり睡眠の質が
低下します。睡眠時間が不足すると、日中の生活に支障がでます。集中できない、イライラする、落ち着きがない、
 昼夜逆転などの原因になります。

(3)コミュニケーションの問題
  乳幼児期
  「言葉の発達の遅れ」、「視線が合いにくい」等のコミュニケーションの遅れなどが現れます。一方的な音声・映像刺激では、会話
 でのやり取りを
学ぶことができません。「お友達と上手に遊べない」「気に入らないとパニックを起こす」「人の注意をひくため不適
 切な行動をとる」といったことが増えます。

  思春期以降
  長時間使用でこころの疲労がたまると、自分の気持ちをコントロールする力が鈍り「怒りやすい」、「ひきこもり」や反社会的事
 件につながる可能性
が高くなります。

(4)行動異常 
  乳幼児期
  現実と非現実の区別が困難な乳幼児期には、行動異常につながりやすくなります。映像で見た内容をそのまま行動に移してしま
 うことなどがあり、それ
が問題行動になることもあります。

  思春期以降
  幻覚や妄想、抑うつといった症状が出ることがあります。

(5)メディア依存
  周りの人とコミュニケーションがとりにくくなると、その代わりに安心感を得ようとして、人とのやり取りを介さないメディアに依存
 し
ていきます。

 

お子さんのいる家庭でメディア使用するときに気を付けること

○乳幼児(0〜4歳頃)には一人で触らせない、極力見せない

○見せるときは親も一緒に歌ったり、コミュニケーションをとりながら見る

○一回30分以上見せない

○目と画面は、30cm以上の距離を置く

○休憩時には、5〜6m先の遠方をみる

○授乳中や食事中にテレビをつけない

 

家庭のメディア環境チェックリスト

 無意識に作り出されている家庭のメディア環境が、子どもに影響を与えているといわれています。次のチェックリストを参考にして、1つでも当てはまったら、家庭でメディア環境について話し合ってみましょう。

Q1.一日の中で子どもが自由に遊べる時間のうち、多くの時間をテレビやビデオの視聴、ゲームの利用に費やしていませんか?
□自由時間の大半、メディアを使用している、テレビを付けっぱなしにしている。
□他のこと(遊びや読書など)をする時間が減っている。
□身体を思いっきり動かしてエネルギーを発散する時間・機会が減っている。
□友達や家族など、人と直接関わり合いをもつ時間・機会が減っている。

Q2.メディア使用によって「生活習慣」が乱れてはないですか?
□メディアを使用しているため夜寝る時間が遅くなっている。
□朝起きる時間が遅くなっている。
□朝食が食べられない。食欲がない。

Q3.子どものメディア使用に家庭のルールはありますか?
□子どもにスマホやテレビのリモコンを渡し、自由に使用できる時間がある。
□子どものスマホにフィルタリングをかけていない。
□ルールを守らなかった時のルールを決めていない。

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは子ども家庭課 すこやか親子サポート係です。

鉾田市福祉事務所 〒311-1592 鉾田市鉾田1444番地1

電話番号:0291-36-7611 ファクス番号:0291-32-7023

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