毎年1月26日は、「文化財防火デー」です。
文化財防火デーの制定は、昭和24年1月26日に、現存する世界最古の 木造建造物である法隆寺(奈良県斑鳩町)の金堂が炎上し、壁画が焼損した ことを契機としています。
第70回文化財防火デーにともなう訓練は、市民への文化財の周知と防火 意識高揚のため、市内の指定文化財等を対象に鉾田市消防団、鉾田消防署の協力を得て、令和6年1月28日(日)午前9時00分から鉾田市借宿地区吉祥寺の金銅大仏坐像を対象に、文化財の消火訓練を実施しました。
開会式の様子
消防署員、消防団員、吉祥寺の方による警防訓練の様子
消火器の使用方法説明会の様子
消火器を使用した消火訓練の様子
金銅大仏坐像について
金銅大仏坐像は昭和48年10月1日に市指定文化財彫刻に指定されております。
名称は金銅大仏坐像であるが、銅像である。像高は1.0m。平成13年の調査では、印相が法界上印と
いい、釈迦如来像に多い形である。このことから、元は阿弥陀如来像で修理時に直したものではないか
と推測される。胴体は室町時代の特徴の造りだが、頭部は新しいものである。
元は、谷津を挟んで反対側にあった大日堂の中腹にあったものだが、戦後、吉祥寺へと移された。