鉾田市が管理する道路橋は令和7年3月現在,169橋あります。
このうち、1960年以前に架設され、供用年数が50年以上である橋梁は全体の9.0%(15橋)程度と少数ですが,1970年代に入ってから架設数が急激に増えており、特に1970年から1990年まで精力的に建設が進められてきたため、供用後約20年~40年未満の橋梁は121橋で全体の約72%を占めています。
管理橋梁の現状としては、供用年度不明を除くと供用年数40年から50年の橋梁が最も多く、次いで30年から40年の橋梁となっており、大部分の橋梁の経過年数は50年未満です。耐用年数の目安とされている供用年数50年以上の橋梁は僅かですが、供用年数40年から50年の橋梁が最も多く、まもなく50年を超える橋梁が増え始めます。
今後10年後には、供用年数が50年以上となる橋梁の割合が61%程度であり、20年後には約87%の橋梁が供用から50年以上となり、30年後には87%の橋梁が供用年数50年以上となります。
このような背景から、今後増大が見込まれる橋梁の修繕・架替えに要する費用に対し、可能な限りコスト縮減への取り組みが不可欠となります。
そこで、将来的な財政負担の低減および道路交通の安全性の確保を図るために、平成25年3月に橋梁長寿命化修繕計画を策定し、計画に基づき修繕を進めました。令和6年3月には、橋梁定期点検の2巡目が終了したため、最新の点検結果を基に、計画の見直しを行いました。