鉾田市長から市民の皆様へ(令和2年12月24日)

市民の皆様へ

 令和2年も残り少なくなり、何かと気忙しくお過ごしのことと思います。

 産業の活性化を目指したGoToトラベル、イートなどにより、多くの観光業、飲食業は賑わいを取り戻しつつありましたが、冬を迎え新型コロナウイルス感染者は首都圏を中心に広がっており、全国的には第三波の感染拡大の勢いが止まらない状況です。

 また県内においても、連日20人前後の感染者が確認され、身近に新型コロナウイルス感染症が迫ってきていると言える状況です。

 そのような中、鉾田市においては、市民の皆様の感染防止対策の徹底や不要不急の外出自粛などのご協力により、12月23日現在で、感染者は2名と県内における最小人数となっており、いまだ市内においては感染拡大の第一波にも至っておりません。市民の皆様のご努力・ご協力に最大限の敬意を払うとともに改めまして心よりお礼申し上げます。

 新型コロナウイルス感染症は、「人の動き」と「人と人の接触」により拡大していくと言われており、年末年始は帰省等により人の動きが活発となり、ご家族や親しい方と一緒に過ごす時間が増える時期です。まさに、感染拡大の危険性をはらんだ時期といえます。

 そこで引き続き、鉾田市に感染拡大の第一波を到来させないため、私から五つのお願いをいたします。

 一つ目に、誰でも新型コロナウィルスに感染している可能性があるということです。「人にはうつさない」という自覚を持ってください。人と接する場合は必ずマスクの着用を。そして、できる限り家庭内においてもマスクの着用をお願いします。

 二つ目に、忘年会・新年会を実施する場合には、なるべく普段から一緒にいる方と少人数で開催してください。その上で、ガイドラインを遵守している飲食店で、席の配置は真向いにならないようにし、会話のときはマスクの着用をお願いいたします。短時間で、お酒も適量にし、食器は使い回さないで下さい。体調が悪い方は参加を見合わせるようお願いします。

 三つ目に、初詣については、混雑する時期を避けるとともに、分散休暇を利用して頂くなどお願いします。境内での三密や、参拝後の混雑をできる限り避けるなど、感染防止策の徹底をお願いします。

 また、年末年始は、カウントダウンイベント等が数多く行われます。これらのイベントに参加する際は、基本的な手洗い、マスクの着用などの感染防止策を徹底するとともに、適切な行動管理が難しいと判断する場合には、参加の自粛をお願いします。

 四つ目に、帰省する場合には、2週間程度の健康管理を徹底し、少しでも体調が悪い場合は帰省を控えてください。

 また、帰省先では、三密回避を含め基本的な感染防止策を徹底していただき、特に大人数の会食を控え、高齢者等と接する場合はソーシャルディスタンスとマスク着用を徹底し、絶対に感染させないこという意識を持ってください。

 さらには、帰省や外出をする場合には、年末年始の休暇を分散していただき、混雑する時期を避けて頂くようお願いします。

 五つ目に、今や、どれだけ予防しても、誰もが感染する恐れがあります。感染者やそのご家族、医療従事者などへの誹謗中傷、差別、偏見や感染者の情報を詮索する、拡散するということは絶対にやめていただくようお願いいたします。

 私からの五つのお願いは、決して、新しいお願いでも難しいことでもありません。これまでも市民の皆様が新しい日常として行ってきたことです。そして大切な人の命を守るための行動です。

 このことを再度徹底していただき、300年に一度の危機を引き続き鉾田市には持ち込ませないという強い意識で、市民の皆様の行動を今一度お願いします。

 コロナで始まりコロナで終わるような一年になってしまいましたが、来年こそは事態が好転することを信じ、健康で楽しい年末をお過ごしいただき、輝かしい新春を迎えられるようにしましょう。

 

市長の名前