日本では近年、地震や津波、豪雨などの災害が多く発生しています。
このような災害が起きた時に備え、緊急時の避難先や家庭での備蓄品について確認しておきましょう。
指定緊急避難場所
指定緊急避難場所とは、災害が発生し、または発生の恐れがある場合に、その危険から逃れるために避難する場所として、洪水や津波など異常な現象の種類ごとに安全性等の一定の基準を満たす施設または場所を市町村長が指定するものです。
なお、市の指定がない公園や公民館等でも、災害の危険から逃れるためであれば、一時的に避難されても差し支えありません。(必ずしも指定緊急避難場所に逃げるということではありません。)
指定避難所
指定避難所とは、災害の危険性があり避難した住民等を災害の危険性がなくなるまで必要な期間滞在させ、または災害により家に戻れなくなった住民等を一時的に滞在させるための施設として市町村長が指定するものです。
指定緊急避難場所・指定避難所一覧
備蓄品について
大規模災害時は、被災地域における流通機能の停止や外部から救援物資が届きにくい状態となることが懸念されることから、「自らの身の安全は自らが守る」という防災の基本に鑑み、市民一人ひとりが日頃から、災害に備えた物資を備えておく必要があります。
しかしながら、大規模災害時には、家屋の倒壊や焼失等により多数の避難者が発生することが予想されるため、鉾田市においても避難者等のために食料や資機材を備蓄しています。
備蓄目標
◯避難者数の想定 1,000人(東日本大震災の際の最大避難者概数)
◯数量 食料及び飲料水は3日分を想定
・主食用食料(米、パン等) :1,000人×3食×3日分=9,000食
・主菜用食料(缶詰等) :1,000人×1食×3日分=3,000食
・副菜用食料(ビスケット等):1,000人×1食×3日分=3,000食
・飲料水:1,000人×3リットル×3日分=9,000リットル
現在の備蓄品の種類及び数量(平成30年4月1日現在)
災害発生時や避難の際は、混乱やストレスを感じることが想定されるため、できるだけ多くの種類の食料を備蓄しています。
また、アレルギー対応の食品や乳幼児用の粉ミルク、紙おむつなど様々なニーズに応えられるよう備蓄を行っております。
◯主食用食料・・・約10,000食
乾燥米(白米、わかめ、きのこ、ドライカレー、おかゆ等)、調理不要ご飯、麺類(ラーメン、うどん)、長期保存用パンなど
◯主菜用食料・・・約5,000食
レトルト(カレー、ハンバーグ、肉じゃが等)、缶詰(とりそぼろ、ツナ、やきとり、ひじき、きんぴらごぼう、さんま水煮等)など
◯副菜用食料・・・約2,000食
ビスケット、クッキー、飴、缶詰(フルーツ)、ようかんなど
◯飲料・・・約9,500リットル
水(500ML、2L)
◯日用品
粉ミルク、使い捨て哺乳瓶、紙おむつ、生理用品など
◯資機材
毛布、段ボールベッド、ウエットティッシュ、トイレットペーパー、タオル、雑巾、発電機、投光機、寝袋など
備蓄場所
主に市内4箇所に設置している防災倉庫に備蓄をしています。
◯防災倉庫設置場所
・鉾田保健センター
・ともえ荘
・旭公民館
・大洋総合支所
流通在庫備蓄
鉾田市では、企業等とあらかじめ協定等を締結し、災害時に必要な物資を調達する体制を整えています。
これを流通在庫備蓄と呼びます。
現在、物資提供で締結している協定は、次のとおりです。
各家庭での備蓄・非常時の持ち出し品
災害時、電気やガス、水道などのライフラインが止まった場合に備えて、まずは各家庭において普段から保存の効く飲料水や食料、資機材などを備蓄するとともに、非常時に何を持ちだせばよいのか、あらかじめ確認しておくことが重要です。
日頃から、家庭内で話し合いの機会を持ち、リストを作成するなどして災害に備えましょう。